珪藻土はそれ単体で固まることはできません。したがって何らかの硬化剤をつなぎとして混ぜ固めることで初めて塗り壁材となります。硬化剤は大きく「合成樹脂系」「自然素材系」の2つに分けられます。
自然素材+合成樹脂
これって本物の自然素材なの?
多くの珪藻土製品は省施工手間・コストダウンを重視して「合成樹脂」で固められています。合成樹脂で固められた珪藻土は孔が塞がれて吸着力が低下します。
自然素材+自然素材 だから安心
ケイソウくんは自然素材である漆喰の原料となる「石灰」で固めています。石灰で固めた珪藻土は吸着力が低下しません。
化学的に製造された「合成樹脂系」で珪藻土を固めるとコストが安くなりますが、珪藻土の性能を発揮する孔(穴)が塞がれ性能が著しく低下してしまいます。また、万一燃えた場合「有毒なガス」を発生する恐れがあります。
そもそも 珪藻土(けいそうど)って
なにでできているの?
珪藻土(けいそうど)は、もともとは「珪藻の化石」や「植物性プランクトン」。これらが海底や湖沼の底などに沈殿して、長い年月を経て粘土状の泥土となった堆積物です。この珪藻土の粒子には木炭の数千倍といわれる1ミクロンにも満たない小さな「孔(穴)」が無数にあり、この小さな「孔(穴)」が調湿や脱臭に高い効果を発揮します。
珪藻土の割合が違います
塗り壁材に含まれる珪藻土の分量は各メーカーによって様々です。国内では珪藻土塗り壁材に関する規定がないので、含まれる珪藻土の分量がほんの少しでも珪藻土壁材と呼ばれてしまいます。
他社の珪藻土よりも大きな表面積を持っています
珪藻土壁材の調湿性能(湿気をコントロールする力)は珪藻土壁材に含まれる珪藻土表面積の合計が大きく影響します。市販される珪藻土粒子は40~60ミクロン、ケイソウくんに使用される珪藻土は平均粒度15~30ミクロン。市販の珪藻土よりも大きな表面積を持つことで高い調湿性能や物理吸着性能が生まれます。
合成樹脂で固める一般的な珪藻土は有害化学物質を分解できません 珪藻土は室内の湿気と共に有害化学物質を多孔質の穴の中に吸着(物理的吸着)させますが有害化学物質を分解する能力はありません。吸着した有害化学物質をそのままにしておくと珪藻土が調湿する際や室内空気の流動などにより有害化学物質を「再放出」する可能性があります。 珪藻土+合成樹脂には有害化学物質を分解する性能はありません。
漆喰(石灰)で固めた珪藻土は有害化学物質を分解します
珪藻土を漆喰の原料「石灰」で硬化させた場合、石灰に含まれるアルカリによってホルムアルデヒドなどの有害化学物質は無害な物質に分解されます。
※珪藻土に吸着されたホルムアルデヒドが「酸素」と結合して「ギ酸」になり最終的には「水」と「二酸化炭素」に変化します。一方でギ酸は石灰のアルカリによって「ギ酸カルシウム」という無害な物質に変化・中和されます。
世界初!石灰+アミド・イミド化合物のWパワーで
有害化学物質を素早く吸着・分解!(世界初・特許出願済み)
漆喰珪藻土ケイソウくんは、上記の「石灰」の分解メカニズムと、「神奈川県産業技術センター」との共同研究より生まれた世界初の壁材における「アミド・イミド化合物」でのホルムアルデヒドの「脱水メチロール化」「メチレン化縮合反応」による吸着、無害化反応などで半永久的に有害化学物質を低減します。
※この性能を持つ壁材は世界中で「ケイソウくん」しかありません。
ケイソウくんは他社の珪藻土塗り壁材と違い、珪藻土を漆喰で固めた製品です。漆喰の塗膜を形成している消石灰(水酸化カルシウム)は、空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収しつづけ、石灰(炭酸カルシウム)と水に分解します。
『珪藻土に発がん性があるって本当ですか?』
『いいえ、真実ではありません!』
最近ネット上で流れるこのような情報は、建材メーカーが意図的に流しているものです。「ケイソウくん」は、様々な角度から実験・検証を繰り返し生まれた製品です。家族の健康のために開発された「ケイソウくん」は安全性に関しても、下記のような信頼できるデータがあります。
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日本建築仕上材工業会(略称:NSK工業会)は建築仕上材・材料メーカーを主な正会員とし、原料および販売会社等を賛助会員とした工業会です。会員が取り扱う製品は、建築用仕上塗材、左官材、防水材、床材、補修材、関連資機材などで、その範囲は建築材料全般にわたっています。当工業会は、より優れた建築仕上材・材料・工法の開発を促すとともに、業界の健全な発展を促進し、建築界さらには社会全般に貢献することを目的としています。