寒い季節の施工POINT:冬場の乾燥方法(扇風機)漆喰珪藻土塗り壁材 DIYで簡単リフォーム

寒い季節がいかがお過ごしでしょうか?室内作業とはいえ、寒い中での施工は大変な事です。実は「漆喰珪藻土ケイソウくん」もこの寒さが苦手で、もちろん暖房等で暖をとり室内温度を上げる事は出来るのですが、実際大切な事は『室内空気を流動』させ施工時の壁面内にある水分を飛ばし強制乾燥させる必要があるのです。

特に何をしなくても自然に乾燥はするのですが、なるべく “ベストなタイミング”『 早くもなく遅くもなく 』 乾燥させる事が大切です。


●【乾燥に時間がかかる場合】
「冬場の低温」「 空気流動のない窓を閉め切った室内」「 空気流動の少ない間取り 」等、乾燥に極端に時間がかかる場合、ケイソウくんの主成分である「漆喰( 石灰 )」からカルシウムである白い粉が、壁面表面に出てくる恐れがあります。また粉が出ないにしろ、発色が均一に現れず全体的に色ムラが発生しやすくなり、表面に光沢が出てしまう場合があります。

●【極端に早く乾燥する場合】
「直接の熱風 」「直射日光」 等、壁面施工後すぐに壁面を急激に乾燥させると「壁面硬化反応」が始まる前に「 水分」 がなくなり、壁面が粉の状態に戻ってしまい壁面全体に亀裂が入ってしまう、もしくはその部分だけが 「白色( 色が薄く発色 )」になってしまう恐れがあります。


上記を起こさせない( 回避する )為に一役買うのが

『扇風機&エアコン』
室内に強制的な 「空気流動」を作りだし、ベストな乾燥時間を作ります。( 首振り機能があると尚良いです )

扇風機

実際に使用している職人さんのコメントです。

⚫︎「扇風機を使うと使わないとでは仕上がりが違いますよ 」
⚫︎「ケイソウくんは自然素材を主原料にした壁だけに、少しわがままな部分もありますが、そのわがままにチョッとした配慮をしてあげる事によって、最高の答えを出してくれるんです 」
⚫︎「DIY施工の場合は、もちろん家庭用の扇風機で全然構いませんよ」

 特に“冬場”にこそ、ご使用を推奨させていただきます。

そんな声をいただきました。実際に弊社の施工部隊も3台の扇風機を保有しています。皆さんも施工の時期を問わず、ケイソウくんをご採用いただきました際は是非「扇風機」のご使用を推奨させていただきます。